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ウラジーミル・バベンコ著「自分と子どもを放射能から守るには」
この本は、放射能を気にする親御さんの間で、話題になっている本です。チェルノブイリでの調査と実験で分かった事をまとめてあるそうです。原書を分かりやすい文章とイラストで表現してくれています。



●情報は当研究所が今まで集積したデータに基づいて書かれています。当研究所はチェルノブイリ原発事故が発生した後、事故の影響を最小限に抑えること、そして住民を放射能被ばくから守ることを目的に創設され、研究を重ねてきました。国の対策から離れた立場で情報提供することも活動のひとつです。(p.3)

●<翻訳本分について>原書は、チェルノブイリ原発事故から17年を経た2003年に、ベラルド研究所のウラジーミル・バベンコさんによってベラルーシ人のために執筆されたものです。当時と現在では、ベラルーシの生活や汚染の状況にも変化があると思われます。また日本とは風土や文化、環境が異なるため、日本の実情に合わない記述もあります。それらの事情を考慮して、本書の内容を参考にしてください。
<内容について>p.48~75 キッチンでできる食品放射能の減らし方 放射能に汚染された食材を対象にした調理法です。~(中略)~
<放射能の単位について>次の2つの単位を使用しています。
ベクレル(Bq) 放射能の強さを表す単位です。1秒間に何個の原子が放射線を出しているかを表し、1秒間に1個なら「1ベクレル」です。食品の放射能は単位重量あたり(たとえば1kg)が何ベクレルかで表されます。
シーベルト(Sv) 放射線による、「体への影響」を表す単位です。人体が浴びる放射線量を表します。シーベルトの1000分の1の単位がミリシーベルト(mSv)、シーベルトの100万分の1の単位がマイクロシーベルト(μSv)。(p.8)

●以下、p.13の表より抜粋。
チェルノブイリゾーンとは?自分の住んでいる地域と比べてみよう!(1999年ナスビット論文より)
ゾーン名:「4.放射能管理強化ゾーン」
年間被ばく量(ミリシーベルト/年):「0.5ミリシーベルト/年以上」(p.13)

●被ばくの原因において食品が占める割合は、算定方法によって幅がありますが、70%から90%といわれています。とくに指摘したいのは、放射能汚染地域産の食品でも、企業や食品加工工場が生産している食品は、個人が菜園で育てた作物や自然の中で育った天然物(野生動物の肉、河川や湖で釣った魚、ベリー類、きのこ)より放射能が少ないことです。その理由は、企業や加工工場では原材料入荷時と食品の出荷時の2回、放射能の検査をしていますが、自然菜園ではそういった検査がほとんど行われていないからです。自然菜園をするならまずは土壌の放射能測定が必要です。栽培するときは肥料の放射能測定も不可欠です。(p.20)

セシウムは水に溶けるので非常に速い速度で環境内に広がります。そのためチェルノブイリ原発事故後、セシウムは雨に溶けて降り注がれ広範囲に検出されています。土壌にセシウムがあると、植物はそれを簡単に吸収します。(p.20)

●植物でも根菜、穀類、草などは、地表に近い地層に根を伸ばすので、地表が汚染されていると簡単に放射能を吸収します。果樹などの樹木は根を地中深くまで下ろすので、汚染地域でも、その果実から放射能が検出されないことがあります。(p.22)

積極的に放射能を取り込もうとする植物は、苔、豆類、穀類、また菌類ではきのこや地衣類、藻類などです。野生の植物でもビルベリー、こけもも、クランベリーなどのベリー類はとくに放射能を取り込みます。(p.22)

●ベラルド研究所のこれまでの調査で、いちばん汚染された牛乳のケースは、事故から12年も経った1998年にゴメリ州ブラーギン地区(チェルノブイリ原発から約55km)で搾乳されました。1Lあたり115ベクレルが暫定基準値だったときに、この牛乳から1Lあたり5,545ベクレルが検出されたのです。その理由はあとになってわかりました。1997年の夏に、ブラーギン地区の2人の住民が原発から30km圏内の牧草地で牧草を刈って乾燥させ、他の場所で集めた牧草といっしょに保管しました。その牧草地は、事故から11年経っても汚染されていたのです。翌年の2月に入り、保管した30km圏内の牧草を牛が食べるときがやってきました。(p.23)

●ベラルーシ政府は「子どもが対象であることを表示している食品は1kgあたり37ベクレル以下に」と定めています。ただベラルド研究所の専門家として意見を補足できるなら、未成年者が口にするものは1kg(1L)あたり37ベクレルを超えてはいけないと提唱したいところです。「子どもを対象にした特別な食品」だけではなく、口にするすべての食品の暫定基準値が1kgあたり37ベクレル以下であるべきであるとベラルド研究所は考えています。(p.38)

●ベラルーシと日本の食品の暫定基準値
ベラルーシ(セシウム137/1999年設定)
以下、一部を抜粋し転記入力。
1371999.jpg(p.39)

●ベラルド研究所は論理的視点から、また建設的に考えたうえでもう一つの指標を提唱します。それは、「大人、子どもに関係なく、体重1kgあたり0ベクレルが望ましい」という指標です。セシウム137などは人体の中に存在してはいけないのです。なぜならこれは自然の摂理に反しているからです。(p.45)

※以下○印は、監修者の今中哲二さんの視点です。

○政府の考え方は、「規制値以上なら危険なので販売禁止、規制値以下なら安全」というものです。しかし放射線被ばくでは、「これ以下なら安全」というしきい値(p.31)はなくて、「少なくても少ないなりにリスクがある」と考えるべきです。(p.46)

○私としては、「被ばくをどこまでがまんするか」の一つの目安が、年間1ミリシーベルトだろうと考えています。(p.46)

●まず、放射性セシウムは「水に溶けやすく、油脂類とは結合しない」特徴があることを大原則として頭に入れておいてください。(p.48)

キャベツは表面の葉を3、4枚取って捨てるだけで検出されていた放射能を40分の1にまで減らすことができます。ビーツ、にんじん、かぶは地上部分に出ている茎や葉を取り除くと放射能を20分の1から15分の1にまで減らせます。ねぎ、玉ねぎは根の部分も大きめに切り落としましょう。じゃがいも、トマト、きゅうりの放射能は流水でよく洗うだけで7分の1から5分の1にまで減ります。さらにきれいに洗ったじゃがいもの皮をむくと、放射能が2分の1に減ります。穀類(小麦、大麦、ライ麦、えん麦)は、もみ殻を脱穀して取り除くと放射能を15分の1から10分の1にまで減らせます。(p.49)

●放射能を減らすお茶の飲み方 中国茶に今も伝わる、一煎目を捨てる「洗茶」という習慣は、衛生状態のよくない時代に、茶葉を熱湯消毒して汚れを洗い流すために行われていたもの。日本茶も、この洗茶にならってもよいかもしれません。捨てる一煎目のお茶にセシウムが溶け出して放射能ダウンが期待できるからです。洗うという点では、野菜やくだものの下ごしらえと同じですね。(p.53)

●お米は白米にして 放射性物質は穀類の外皮(もみ)に多いため、穀類全般にいえる放射性物質を減らす方法は脱穀です。玄米では放射性物質はとくに胚芽に集まるため、精米して白米にすることで除去されます。日本の研究では、玄米を白米にするとストロンチウム90は80~90%除去され、セシウム137は65%除去されるという報告があります(農業技術研究所報告など:原子力環境整備促進・資金管理センター発行「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」による)。(p.53)

●野菜で放射能を取り込みにくいものを順に挙げます。
キャベツきゅうり<ズッキーニ<トマト玉ねぎ<パプリカ<にんにくじゃがいも<ビーツ<にんじん大根<丸い形の豆(pea)<大豆、長い形の豆(bean)<スイバ(スカンポともいう野草)
※このなかでいちばん放射能を取り込みにくいのが、キャベツ。いちばん取り込みやすいのがスイバになります。(p.56)

●穀類、飼料類で放射能を取り込みにくいものを挙げます。
大麦の実<秋蒔きのライ麦の実<大麦の茎<じゃがいも<えん麦の実<秋蒔きのライ麦の茎<大豆の茎や葉<飼料用ビーツ<とうもろこしの茎や葉<えん麦の茎<丸い形の豆類の茎や葉<アブラナの茎や葉<クローバー<種や実のつく多年草<ルピナス<天然の干草用牧草地や牧場に生えている草類(p.56)

●放射能を取り込みにくい、くだものとベリー類を挙げます。
りんごなし、あんず、さくらんぼ、すもも、セイヨウミザクラの実、ワイルドストロベリー(オランダイチゴ)、いちご、ラズベリー、白房すぐり(p.56)

●野菜、くだものの放射能の取り込みやすさ比較
品目によってこんなに違う!

以下、一部を抜粋し転記入力しグラフ化。
yasairui.jpg(p.57)

●まず「水にさらす方法」です。きのこ類はよく洗ってから2%の塩水に数時間さらします。(p.60)

●次に「きのこをゆでる方法」です。まずきのこ類をよく洗い、これを2%の塩水で15分から1時間かけてゆでます。15分以上ゆでるときは、15分おきに水を替えてください。水を替えるときは、再び2%の塩水にすることを忘れないようにしてください。この場合もゆでたあとのお湯は必ず捨ててください。これで放射能は12分の1から10分の1にまで減らすことができます。ゆでる時間は長いほうが効果があります。この下ごしらえをしたきのこを料理に使ってください。(p.60)

放射性セシウムは、動物の柔らかい組織-とくに体内で血液のフィルター役をしている肝臓(レバー)や腎臓に蓄積しやすい性質があります。(p.68)

●セシウムは骨にはほとんどたまりませんが、放射性ストロンチウムは硬骨部分にたまりやすく、一度蓄積すると骨と分離しにくくなかなか排出されません。しかし骨を煮出すと、だし汁には流れ出るため、煮出して作るスープは飲まないほうがよいということになります。脂身のような脂肪部分は、放射性物質の蓄積がもっとも少ない部位です。さらに脂身を熱してラード(豚脂)やヘット(牛脂)を作ると、95%のセシウムが残りかすのほうに残り、ラードやヘットのほうにはほとんど放射能は残りません。肉の種類で蓄積される放射能を比較すると、豚肉のほうが牛肉や鶏肉に比べて少ないです。(p.68)

●貝や甲殻類のエビなどに取り込まれやすいストロンチウムの除去には、やはり塩水で洗うことが効果があります。「かきとメキシコエビによる日本の研究では、ストロンチウム90は、水洗いで10~30%、3%の食塩水で30~70%が除去される」(1965~1968年、国立栄養研究所年報・佐々木論文より)と報告されています。(p.72)

●また、体内放射能を減らすために食物繊維の摂取も心がけましょう。食物繊維は腸を刺激して便通を整えるだけでなく、すでに体に取り込まれたセシウムの排出を早める働きがあるからです。口から入ったセシウムは消化管から吸収されたあと、排泄作用によって少しずつ体から出ていきます。ほとんどが尿の中に出ていきますが、一部は便の中に出ていきます。この便への排泄メカニズムの途中で腸に食物繊維が多い状態だと、セシウムがより吸着され便とともに排出しやすくなるようです。(p.76)

●先にも説明したように、放射性核種の体外排出には、食物繊維のペクチン摂取が有効です。(p.80)

●長年にわたる調査で、ビタペクトの高い効果が明らかになりました。3~4週間の連続摂取で最高90%まで体内放射能を減らすことができました。(p.81)

●放射能汚染地域では、このような放射性物質の性質を土壌改良策へと応用しています。土壌改良の基本はまず土の中のカリウム分とカルシウム分を増やしておくことです。そうすると農作物にセシウムとストロンチウムが入り込むのを防ぐことができます。カリウムとカルシウムを多くするために、まず最初に有機肥料、ミネラル肥料、石灰分の多い土をすきこんでください。(p.84)

●台所で過ごす時間を増やしてください。そうすれば神様があなたの家族に長寿という贈り物をしてくれます。(p.87)
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