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内田和成著「プロの知的生産術」
内田さんの本は、いつもは発売されるとすぐに買ってすぐに読んで、すぐにBlogにアップしていたのですが、今回は買うのも遅く、読み終わったのも年末、そしてBlogアップも年明けと延び延びになってしまいました。

さて今回の本ですが、中身も大変ためになるのですが、コラムがとても面白かったです。内田さんのガジェット好きは、BlogやTwitterで知っていたのですが、こうやって本になりコラムという形で読めるのは、また違った楽しみを感じる事ができました。

ちなみにp.98のコラムで紹介されている「ビクトリノックス」のカバン。今日、見に行ってしまいました。今はTUMIとSamsoniteを併用しておりまだまだ使えそうなので買い替えはしませんが、次の候補には入れようかなぁと思います。



●こうした紙ベースの情報整理は、自分の頭を使い、併せて手を動かすので作成しているときの「仕事やっている感」は半端ではない。まさに知的生産をしている感じに浸ることができる。ところがよく考えてみれば、ノートを取るとかカードを書くというのは、知的生産のアウトプット(目的)ではなく、あくまでも手段すなわちインプットである。学校の勉強でも、いくらきれいに整理されたノートを書いても試験で回答できなければ意味がないのと同じである。(p.20)

●たとえば商品Aについて、撤退するか否かの意思決定をしなくてはならないとする。その場合、その目的のためにはどんな情報が必要か、という視点から情報を集めていくわけだ。~(中略)~ここでたとえば、新たにこんな商品が求められているとか、あるいはこの商品に今までどれほどのお金をつぎ込んできたかなどということは、直接的には撤退するかどうかの意思決定には関係ないはずだ。いわばこれは「意思決定を混乱させる」、意味のない情報といえる。(p.31)

●ネット検索とコピー&ペーストで一見きれいな情報を作ったところで、それはオリジナリティもなければ信頼性についても疑問だということがよく言われる。だが、これもまた、情報活用の目的次第なのである。私は目的さえ明確であれば「コピー&ペーストも大いに結構」という立場を取る。(p.33)

●だが、いくら自分では名案だと思ったアイデアでも、会議などにおいて周りの人を説得できなければ、そのアイデアが具現化することはない。つまり、そのアイデアを説得するための、「コミュニケーションの手段としての情報」も必要になってくるわけだ。実際、優れたプランナーと呼ばれる人は、その両方の情報を使うのが得意だ。(p.36)

●プロ野球選手もプロサッカー選手も、おそらくはプロ入り前はずっと「エリート」であり、自分の得意なことで勝負をしてきたはずだ。だが、プロ入り後もそれを貫いて成功できる人はほんの一握り。いや、実際にはトッププロであっても自由にプレーしているわけではない。たとえばイチローのようなトッププレイヤーでも、自由気ままにプレーするのではなく「塁に出る」ということが役割として求められており、彼自身、その期待役割に忠実に従っている。多くのプロは、そのチームの中で求められていることと自分のできることを必死に擦り合わせ、その上で個性を発揮して成果を出そうとしているのだ。(p.46)

●ここまで、できるビジネスパーソンになるための現代版「知的生産術」の基本について語ってきた。簡単に言えば、
1 情報化時代には情報収集と整理方法(インプット)では差がつきにくい。そのため出口すなわちアウトプットで勝負することがカギとなる。
2 情報活用の「目的」を明確にすることで必要な情報とその収集方法が決まってくる。
3 自分の「立ち位置(ポジション)」を理解する。それによって求められる役割も違ってくるし、必要な情報や活用方法も違ってくる。
4 それらを理解した上で、自分の「期待役割」、すなわち自分の得意技を身につけ、自分の勝ちパターンを築いていく。(p.50)

●仕事も思考も「勢い」が大事だ。たとえばいいアイデアがスパークしたときなどは、思考が一気にとめどなく溢れ出てきて、メモを取るスピードすら追いつかないと感じることがある。そんなとき、ペンの書き心地が悪かったり、入力に手間取るような携帯情報端末を使っていたら、思考も中断してしまう。逆にそこにストレスがなければ、思考をどんどん深めることができる。(p.55)

●調べられる限りすべての情報に目を通しておきたい。時間の許す限り、情報を集めたい。このようにしらみつぶしに調べないと気が済まないことを私は網羅思考と呼んでいるが、これはまさに「網羅思考の弊害」である。どうしても普通のビジネスパーソンは、情報はたくさんあればあるほどいい、と思いがちだ。その結果、より多くの情報を集めようとする。~(中略)~もちろん、情報を集めれば集めるほどいい仕事ができるのなら、いくら時間をかけてでも情報を集める意味はある。だが、果たしてそう言い切ることができるのだろうか。(p.64)

●では、どうすれば少ない情報で精度の高い判断を下せるのか。これはもう、経験を積むしかない。経験を積むうちに、最初は90の情報を調べないと気持ちが悪かったのが、80で済み、70で済み、60で、というふうに減っていき、最後には10ぐらいで済むようになる。(p.67)

●だが、いくら作業の達人になったところで、仕事ができる人になれるとは限らない。では、仕事と作業の違いとは何か。いろいろな考え方があると思うが、私の定義では、「ある目的を達成すること」が仕事であり、「その目的を達成するための手段」が作業ということになる。(p.69)

●極端に言えば作業とは、手足を動かしていれば済んでしまうようなことだ。頭はあまり使わない。あるいは使うにしても、どうやって効率的にやるか、速くやるか、間違いを少なくするかということに使うだけだ。一方、仕事となると、問題発見や問題解決、クリエイティビティ(創造性)、チームを引っ張っていくためのマネジメントやリーダーシップなどが入ってくる。これはまさに、手足よりも頭を使う行為である。(p.70)

●だが、これは何もダメ上司の話だけではなく、自分自身の中でも知らず知らずのうちにそういうことをやってしまってはいないだろうか。ある意思決定をしようとしているのに、なかなか決断ができずに、「あの数値はどうだろう」「あの人はどう言っているだろう」などという別の情報がどんどん頭に浮かんできて、それを調べれば調べるほど判断ができなくなる……という悪循環だ。これはまさに、「情報は多ければ多いほどいい」という観念に完全に毒されている状態である。むしろ、「情報はマイナスのエントロピー」と捉えて、何をやめるのか、何を捨てるのかといった視点で情報を集める努力をしてみれば、違った景色が見えてくるはずだ。(p.77)

●もう一つ触れておきたいのは、「検索」というものの性質についてだ。検索というのは自らが何らかのキーワードを入力し、それに引っかかったものを拾い上げていくという行為だ。それは裏を返せば、キーワード以外のものに発想が広がりにくい、ということでもある。(p.90)

●ここで重要なことは、すべての情報を把握することは不可能だという前提で物事を考えることである。要するに何が目的かで必要な情報は変わってくるし、仮に目的が明確でも、時間との戦いの中で必要な情報がすべて揃うことはまずないということを理解することだ。(p.94)

●自分のスタンスを元にしたフィルターを持っていないと、あっちで「こうだ!」となったらそれに飛びつき、こっちで「いや、やっぱりこれだ!」となったらまたそっちに行き……というふうに、情報に自分がキャッチボールされてしまう。~(中略)~情報というものは、むしろ自分がキャッチボールするものだ。(p.95)

●今、私が「国内日帰り用」そして「一泊出張用」として愛用しているのが、「ビクトリノックス」のカバン。以前使っていたのはTUMIだったが、これは便利で丈夫だがなにしろ重かった。(p.98)

●以前は、標準世帯という言葉がよく使われており、両親と子ども2人の4人家族が典型的な日本の家族ということになっていた。~(中略)~ところがもはや標準世帯という言葉は死語になって久しい。こうした代表的と思われた世帯数は全世帯の2割に満たないほど減少している。一方で、最近の国勢調査(2010年)のデータによれば、実は日本で一番多い世帯は単身世帯である。実に32%が単身世帯となっている。これはもちろん、若者の未婚もあれば、高齢者の一人暮らしが増えたことも反映しているわけである。(p.121)

●その弱点を解消するために、今、私がよく使っているのが、iPhoneと携帯キーボードの組み合わせである。~(中略)~メーカーはリュウド(REUDO)。こうした携帯キーボードは高いものでは1万数千~2万円もするが、私が使っているのは6000~7000円のモデル。(p.134)

●私もこれまで、カードを使って情報を整理する「KJ法」や、B6判カードを使った「京大型カード整理法」など、いろいろな整理法を試してみた。また、あらゆる情報をスキャナーで読み取り、データベース化を図ったこともある。だが、いずれもうまくいかなかった。というのは、そうした情報整理に時間ばかりを取られ、その先のアウトプットに全く手が回らなかったのだ。(p.152)

●ロディアにはいろいろな種類があるが、私が一番気に入っているのがロディアのNo.11である(写真)。(p.163)

●本棚は、市販のボックスで管理している。専用の書類整理ボックスは高いが、機能面で遜色ないものが100円ショップで売られているので、それで十分である。(p.174)

●あるいは、楽天やソフトバンクなどの新興企業に勤める人間から、時間こそが競争優位の源泉であるから、できるだけ素早い意思決定をして、もし間違えたらやり直せばよいという意見が出ることもある。それに対して、伝統的大企業の人間からはリスクはどう回避するのか、あるいはどうやって上を説得するのかなどの質問が出る。ところが、ベンチャーではトップ自らがそういう意思決定をするので、そもそもその質問に意味がないということがわかったりする。(p.208)

●人脈を広げるのに、禁じ手があるわけではない。交流会などに積極的に出るというのでもいいだろう。私も若い頃、転勤で大阪にいたときにある勉強会にもぐり込んで勉強したこともある。(p.208)

●やはり人間、自分の存在を評価してもらえるとか、発言を評価してもらえるとか、気に留めてもらえるということは、いくつになっても嬉しいものだ。そして、これは私自身も同じである。BCG時代も今も、会いたいと言ってきた人は基本的に誰でも断ったことがない。(p.210)

●それを防いだり、写真の一部だけを使いたい(これをトリミングという)などの場合に操作が簡単できわめて便利なソフトが、画像管理ソフトのViX。これも無料ソフトなのが嬉しい。(p.225)

●私は経営コンサルタント時代、山ほど提案書や報告書を書きました。特に提案書は誰よりもたくさん書いたと思います。負け戦、すなわち採用してもらえなかった提案書は、採用してもらえた提案書の何倍もあります。要するに、情報発信(アウトプット)しては、嫌というほど失敗しているのです。でもそれがすべて肥やしになって、その後の私があると思います。 (p.236)
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