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バリー・リバート、ジョン・スペクター、ほか著「クラウドソーシング」
Title: We are SMARTER Than ME
Sub Title: How to Unleash the Power of Crowds in Your Business
Authors: Barry Libert, Jon Spector, and thousands of contributors

この本の著者名には「ほか著」と書かれています。そうなんです。この本は、なんと4000名もの人によって書き上げられた本なんです。本の帯には、以下のような記述があります。
『著者4000名、前代未聞のプロジェクトが始動。』


●タイミングは絶妙だった。ジェームズ・スロウィッキーが書いた『「みんなの意見」は案外正しい』(角川書店)は、集団の知性は従来の専門家の知性を超えることを述べ、ベストセラーになった。続いて出版されたドン・タプスコットとアンソニー・D・ウィリアムズの共著『ウィキノミクス-マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』はいっそう多くの人に読まれることになり、マス・コラボレーションやオープンソースの技術を使うことによって企業がいかにして競争相手に打ち勝っているかを示した。読者によって内容が書き加えられていくオンライン百科事典ウィキペディアは、インターネットの知の宝庫になった。トーマス・フリードマン著『フラット化する世界』(日本経済新聞出版社)では、クラウド(群衆)は聡明であるだけでなく、密接に結びつき、驚くべきことをなし得ることが示唆された。しかしながら皮肉なことに(スロウィッキーなどはみずから、「この本は私1人で書いた」と自嘲気味に述べているけれども)、ウィキペディアを除いてはおよそどれも、人々を動員し集団で書かれたわけではなかった。その意味で、本書は最初の本であり、画期的なプロジェクトであろう。(p.11)

●数独に関して言えば、鍛冶は日本では商標登録したが、ほかの国ではしておらず、そのため世界中でたいへんな数が売れてもロイヤリティを受け取っていない。全然かまわないのだと彼は述べ、ほかの新しいパズルについても商標登録する意志はないという。「こんなふうにあけっぴろげであったほうが、『ニコリ』のオープンな文化に合っている」と、鍛冶は『ニューヨーク・タイムズ』紙で語っている。「われわれは多くのパズルを生み出しているが、それはパズルをこよなく愛しているからであって、金が欲しいからではないんだ」。鍛冶は『ニコリ』の宣伝をしたことがないのを誇りに思っている。そして、数学やパズルに対する日本人の愛情によって売上をどんどん伸ばしている。(p.45)

●リンデン・ラボ(サンフランシスコを拠点とする3Dエンターテイメント企業)がつくったセカンド・ライフは、500万人ほどのメンバーのみで構成されている。メンバーは漫画のキャラクターのようなアバターによって表され、カジノや性風俗店やショッピングモールに行ったり、コンサートに出かけたり(スザンヌ・ヴェガやデュラン・デュランがライブを行ったことがある)、家具をデザインしたり、武器を発明したり、車を運転したりできる。また、現実とは別のライフスタイルを考案し、新しい友人をつくり、新しい仕事を始め、新しい個性を持つこともできる。セカンド・ライフの住人は、疾病対策予防センターのバーチャル・スタッフからバーチャル・インフルエンザの予防接種を受けることもできる。下院議長ナンシー・ペロシをはじめ連邦議会の政治家にばったり出くわすこともあれば、ハーバード大学やオハイオ大学、オーストラリア国営映画学校、ニューヨーク大学の人たちが行う大学レベルの講義を仮想の教室で受講することもできる。(p.51)

●会議場としてセカンド・ライフを使っている企業もある。アメリカのみならず世界各地の社員や管理職が、オフィスを離れて(その実、机の前に座ったまま)集まってくるのだ。IBMのあるバーチャル会議では、オーストラリア、フロリダ、インド、アイルランドの研究者のアバターが、インスタント・メッセージをやりとりして、スーパーコンピュータの問題についてじっくり話し合った。今では数千人のIBM社員が、サイト上で日常的に話し合いを行うようになっている。(p.52)

●立ち上げたのは、TBEで当初リーダーを務めた5人のうちの1人、キャロライン・バークだ(彼女は1995年に個人的な日記をインターネットに載せ、ブログを考案したということで広く評判を得ている)。(p.157)

●メンバーの発言や考えは、集団的な意識の流れとなって、妨げられることなく流れつづけることができなければならない。熱心すぎる管理者が割り込んで会話を途切れさせたら、価値あるアイデアが失われてしまうのだ。1章で述べたが、ジェフ・ベゾスは、アマゾンのデータベースを知識豊かな外部の人々に公開したとき、それをどう扱うべきか指示することはなかった。彼はこう述べたのだ。「どんどん自分たちをさらけ出そう」。そしてサイトの最適な活用法を見つけ出すことをクラウドにゆだね、大いに恩恵を受けたのだった。(p.165)

●コミュニティには自己修正する力がもともと備わっている。トラブルメーカーは手厳しく扱われるか無視される。いい加減な情報は正確なものへ改められる。(p.166)

●ガートナー社(コネティカット州を拠点とする、ハイテク関連の研究・諮問会社)などの専門企業は、そうした進歩によって今後10年のあいだに仕事の質は大きく変わると予想している。社員たちは、インフラや資源を企業に依存しなくなり、独自の作業空間から無形の労務を提供するようになる。(p.184)

●必然的に、企業との関係も変わることになる。自分で選び開発した専門技術のおかげで転職しやすくなり、かろうじて残っていた企業への忠誠心も消えてなくなるだろう。経営者と従業員という従来の権威主義的な関係に替わってコラボレーションするべきだ(できれば、距離的に離れた状態で)と主張するようにもなるだろう。(p.184)
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