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スティーヴン・C・ランディン著「CATS!」
Author: Stephen C. Lundin
Title: Cats!
Sub Title: The Nine Lives of Innovation

この本、今日の18:30に新宿の紀伊國屋書店で購入し、先ほど22:45に読み終えました。著者はスティーヴン・C・ランディンさんですが、日本語版監修は、HRインスティテュートの野口吉昭さんです。そう、アカペラバンドの方です。

p.38に引用のある「コンピュータは、世界の市場でおそらく5台しか売れないだろう」という、IBM会長・トーマス・ワトソンJr.(1943年)の言葉は、ジョエル・バーカー著「パラダイムの魔力」にも引用されていましたね。

また、p.79に書かれている「脳内引出しを自分なりに作り、自分なりの引出しのタイトルをつけて、目の前にある情報群をどんどんこの引出しに放り込んでおけば、自然に、自分の検索エンジンにこれらの情報は、知識・知としてひっかかってくる。」からは、内田和成さんの「20の引き出し」「スパークする思考」を連想させられました。

また、参考文献には、クレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」もありました。


●2003年、第5回国連クリエイティビティ&クオリティに関する年次総会で、ビセンテ・フォックス メキシコ大統領(当時)は、21世紀を「クリエイティビティとイノベーションの発展の世紀」と命名すると宣言した。この宣言からまもなくして、2004年10月の『ハーバード・ビジネス・レビュー』の特集では、「クリエイティブな人材が不足し、創造性の危機が表面化している」と警告している。またイギリス経営管理協会は、国際的な調査を行った結果、国際的なビジネスリーダーは大学を卒業してMBAを取得しても、頭の柔らかさや問題解決能力に欠け、機械的な思考しかできず、また創造性や発想力が明らかに欠如しているため、「何の役にも立たない」と感じている、と結論付けている。(p.12、トニー・ブザン氏のまえがきより)

●本書『キャッツ!』の素晴らしさをより日本で深く理解していただきたい想いがあるために、著者ランディン博士にお願いして、ケースの説明の際に、日本の企業のケースを加えさせていただいた。そして、構成、文章表現にも若干、手を加えさせていただいた。(p.20、野口吉昭さんの監修者解説より)

●本書は、個人の能力にフォーカスしている。私は、個人の視点から見たイノベーションとはどういうものかを説明し、個人が起こすイノベーションのツール、コンセプト、実践方法について学ぶカリキュラムとするために、この本を書いた。(p.23)

●「ネコは9つの命を持つ(A cat has nine lives.)」ということわざがあるが、こちらのほうは、ネコに対する私の考えに一致している。ネコはしぶといのだ。本書のサブタイトル『The Nine Lives of Innovation』はこのことわざを拝借している。イノベーションを構成する多種多様な材料を、「ネコに学ぶ組織を変える(=イノベーション)『9つの教え』」として整理して説明したのだ。(p.27)

●第1の壁=ゆとりがない
多くの現代人には、時間がない。時計が実際よりも速く回っている。余裕を感じる人はほとんどいない。雑然とした生活から生じる雑音・騒音は思考をかき乱し、イノベーションに大切なゆとりを一掃させてしまっている。(p.31)

●第2の壁=目の前の常識
~(中略)~一方で人間は、別のタイプの箱にとても関心を示す。それは「手順」と呼ばれる箱だ。生活に欠かせない箱なのだが、イノベーションの発生を妨げる檻(おり)にもなり得る。この箱を「習慣の箱」と呼ぼう。習慣の箱は、人間が「種」として生き残るのに欠かせないものなのだが、イノベーションの障壁にもなり得る。一つのジレンマだ!習慣の箱は、「常識」あるいは「基準」「パラダイム」と言い換えることができる。(p.35)

●第3の壁=失敗への恐れ
~(中略)~その結果、失敗は学習の基礎であり、健全な失敗からイノベーションが生まれる、ということを忘れてしまう。~(中略)~つまり、失敗の機会が少なくなるということは、学習とイノベーションの機会が少なくなることを意味している。(p.40)

●第4の壁=画一的なリーダーシップ
~(中略)~組織内でイノベーションを起こすには、特別な種類のリーダーシップが必要になる。つまり、エネルギーを消費するのではなく、エネルギーを放出することに力を注ぐリーダーの存在が欠かせないのだ。主体性を挽(ひ)き出すリーダーたちだ。(p.43)

●個人から生じるイノベーションをサポートする場合に心得ておくべき一番大切なこと、それは、イノベーションは主体性にあふれた環境では十分に育ち、制限、目の前の常識重視という悪影響を及ぼす要因に囲まれた環境ではうまく育たない、ということだ。そのため、イノベーションを起こすキャッツ!を育てるリーダーたちは、主体性を挽き出す環境を作る方法を考えなければならない。(p.45)

●教えその2:キャッツ!は、いつでも心の準備ができている
心の準備ができていると、イノベーションが生まれやすい。~(中略)~プロフェッショナルとは、「準備」ができている人を言う。キャッツ!は、プロフェッショナルなのだ。(p.49)

●教えその4:キャッツ!は、イケてる「コト・モノ」にうるさい
~(中略)~キャッツ!は、風変りな、派手なコト・モノを好む。(p.50)

●教えその5:キャッツ!は、イケてる「場」にうるさい
~(中略)~キャッツ!は、単独行動が好きだが、時に、刺激を求めて「ネコの集会(キャッツ!ミーティング)」を開く。(p.50)

●トーマス・エジソンは、物理的な刺激としてのゆとりの大切さを十分に理解していた。彼は、フロリダのビーチに面したオフィスにいるときはたいてい、釣竿を持って埠頭(ふとう)の先端に座り、釣り糸をたれていた。魚がかかると気が散るので、餌はつけない。~(中略)~トーマス・エジソンには、餌をつけない釣り~フィッシュ!が絶対にかからない~こそが、イケてる「コト」だったのだ。(p.102)

●日本で人気がある食べ物、ホルモンの語源を知っているだろうか?「放(ほお)るもん(捨てるもの)」から来たという。(p.107)

●ある日、「リーダーシップの逆転」について説明していると、フォロワーシップという言葉が頭に浮かんだ。当時、この考えは斬新であったため、一握りの人は関心を示してくれたが多くの人は懐疑的だった。~(中略)~私の考えているフォロワーシップには、「強靭(きょうじん)な精神」と「専門分野を持つ」など、厳格なスキルが不可欠だった。(p.133)

●イノベーションはそもそも自発的なものであり、個人の内面から生じるため、周囲はそれを支持、誘導しなければならない。要求、強制、強要からは、イノベーションは生まれない。(p.160)
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